子宮内膜症

子宮内膜症の症状と治療

子宮内膜症の症状、治療法など子宮内膜症について、やさしく解説しています。子宮内膜症は、命にかかわる病気ではありません。しかし、不妊症の原因のひとつであり、妊娠、出産を控えた若い女性に多く発生することは、大きな問題といえます。では、子宮内膜症の症状や治療にはどのようなものがあるのでしょうか?

子宮内膜症の情報に関する注意:子宮内膜症の情報にかぎらず、医療情報をホームページなどでさがす場合、情報は1つに絞らないでください。情報が古くなっているホームページもあります。ですから1つに絞るのは危険です。検索し、複数の情報を得るようにしてください。また、ご自身の健康問題に不安のあるかたは、かならず専門の医療機関に相談してください。


子宮内膜症の症状

年々月経がおもくなるなど、不妊症の原因になることも

子宮内膜症の症状には、つぎのようなものがあります。

月経痛
つよい月経痛があらわれます。ひどいひとでは、刺すように激しく痛み、痛みが腹部から足までおよび、歩くことさえできなくなることがあります。月経のたびに、痛みがつよくなる場合には、特に注意がひつようです。
過多月経
内生子宮内膜症では、特に出血が多くなります。血のかたまりが、排出されることがあります。これは、子宮内膜が多くはがれるためです。
性交痛
臓器の癒着があると、性交時に痛みがあります。突き上げるような痛みがあるひとは、子宮内膜症の疑いがあります。
不妊症
卵管に癒着がおこり、卵管のうごきがわるくなったり、せまくなると、卵子が通りにくくなり、不妊の原因となります。不妊症の約1/3に子宮内膜症が関係しているといわれています。
排便痛・排尿痛
下痢、血便、血尿があらわれることがあります。

[▲ 子宮内膜症 先頭にもどる]

子宮内膜症の治療

ポイントは妊娠を希望するかどうか

子宮内膜症の治療には、ホルモン療法、病巣を切除する手術療法、鎮痛剤で痛みをやわらげる対症療法があります。ホルモン療法にも手術療法にもさまざまな方法があります。そして、それぞれ長所や短所があります。子宮内膜症の治療法は、医師とよく相談して決めなくてはなりません。そのめやすとなるのが、妊娠を希望するかです。

ホルモン療法
一般に軽症で妊娠を希望するひとには、ホルモン療法が勧められます。ホルモン療法は排卵を止め、病巣をちいさくする治療法です。排卵を止めるので、治療期間中は妊娠できません。一定期間の治療のあと、なるべく早く妊娠するようにしてもらいます。妊娠するまでの期間は、対症療法で痛みを止めます。妊娠すれば、月経は止まりますから、子宮内膜症は治るか、治らなくても改善されることが期待できます。ただし、出産後に再発する可能性はああります。
保存的手術
保存的手術は、妊娠を希望するが、症状がおもい場合は、子宮や卵巣をのこし病巣を切除する保存的手術をおこなった後、ホルモン療法をおこないます。
根治的手術
妊娠を希望しない場合は、子宮や卵巣を摘出する根治的手術がおこなわれます。